調子の悪かったパソコンの修復が終わり日本語は打てるようになったが、何か変だ。文字を打つと見当違いの場所に、入力補助のフキダシがいきなり現れては消えてゆく。
インライン入力にならない。打った結果はエディタの画面に表示されるのだから、同じことじゃないか… ではないのだよ。(私じゃなくともブログを書く人でこの挙動を良しとする人はいない筈だ)
色々試してみたが、一向に元に戻らない。システム全体の設定が、個々のアプリの設定よりも優先されてしまう。Emacsにはマイナーモードといって、アプリの中だけで自己完結し、システムがWindowsだろうがMacだろうが唯我独尊できる機能が備わっているにも関わらずだ。
癪に障るので、邪魔ばっかりしているOS側の日本語環境を全てとっぱらってしまった。もうEmacsだけ日本語が使えるようになってれば良い。検索なんぞスマホでやればよいと開き直った。
このやり方で強引にインライン変換が出来るようにすると、パソコンからすべての日本語環境をアンインストールしたのを期に、インプットメソット自体も変えてみた。SKK(ddskk)というEmacs専用のインプットメソッドなのだが、これ、なんと漢字と送りかなの指定を自分でするというある意味諦めの境地の仕様なのだ。これからはマヌケな日本語を返されても、それは自分のせいだ。実に清々しい。
さっそく練習がてらこれを書いている。付属のチュートリアルが親切で、ゲームのクエストをやってるような感覚で覚えられるのには驚いた。
ちなみに、SKKではShiftキーで小指を連打する打ちかたになる為、そこはEmacsの得意技キーバインド始動!痛かった小指は封印し、丈夫な親指を使うべくEmacsでは殆んど使わない無変換キーをShiftキーの代用することにした。