今日は溜め込んだKJラベルを入れる箱の話。
B6の情報カードBOX(コクヨ シカ-312)である。最後まで実売店舗での購入にこだわったが結局アマゾンでポチった。これはKJラベル(京大カード)を入れるのにぴったりのサイズで是非とも手に入れたいアイテムだ。不在者票を片手に郵便局に引き取りに行った。
最初からこうすればよかったのだ。駅を乗り継いでデカイ文房具屋を巡るくらいなら郵便局に行くくらい、なんでもないことだ。
にもかかわらず、ここ数日ほど実売店舗での購入にこだわってしまって都内を逍遥した。どこにも売っていないのを知りながら。
あたかも実売店舗に置いていないことを確認しに行ったようなものである。
KJ法など、リアル店舗ではすでに身の置き場などないことを思い知るためには必要な行動だったのかもしれない。
いまどき情報カードに書き留め、せっせと溜め込んで、時期が来たらカルタ取りよろしく部屋にぶちまけて呻吟を始める、なんて奴はいない。パソコンを使えよって話だ。(KJ法がパソコンでは駄目なんだという話は今は置く)
そして居場所はアマゾンにあった。未だにアマゾンとは実在しない共同幻想の店舗だと思っている節がある自分としては、もうこのバーチャルなサービスでしか、生存を許されないのだと言わんばかりにポチった。
廃れゆくジャンルでも許容する巨大な物量倉庫、ドラえもんのポケット、ノスタルジーにうつつを抜かす人の群れ…なんでもいい、アマゾンが象徴するネット社会の謂ひだ。とかくアナログ回帰を叫び勝ちな当ブログだけども、いま眼前で頼もしくブルーに光るボックスを見れば、前途は洋々であるように見える。
昔のボックスはとにかく華奢で壊れやすかった。これは、うっかり踏んづけたら、こっちがケガをしそうである。